12/1「A child is born」

今回は初参加者が多かったので、

最初に初参加者だけを集めて、

ジャズやるにあたって大事なことを最初に説明させていただきました。

 

今回の課題曲「A Child is born」ですが、ゆっくりな曲なので、
テーマが間違うとみっともないです。

間違わないようにさらうのに時間をかけてください。(個人練が大事です)
要望の多いさらい方ですが、ピアノ編で。

まず課題が与えられたら

1)YouTubeなどで曲を覚える

2)譜面と照らし合わせて右手でメロディーを弾いてみる。その時、メトロノームならしてね。

 大事なのは、指順が場当たり的にならないように!指順のわからない人は勉強会で確認のこと。

3)左手のコードを弾いてみる。リズムを刻む必要はありません。

4)できる人は各コードをなめらかにつなぐために展開系などを織り込み、手順を覚える。

5)両手で弾いてみる。

6)イントロ、エンディングを考える。

7)通しで練習、うまくいったらアドリブを考える。

ということで、まずはテーマありきだと思います。

大事なのは初めてその曲を聴いた人にもちゃんと伝わるかをいつも考えながら演奏してください。

ただでさえ「敷居が高い」だの「難しい」だの言われてるジャズが、さらに理解できない曲にならないように!


構成については様々な解釈があり、演奏前に確認しておく必要がありますね!

イントロに関してはあのスピードなら8小節でもいいと思います。

話題に上がったビルエバンスヴァージョンはこちらです。
最初4拍子ですね。3拍目から「ああそうか」という感じでbとdsが入って、
1コーラス後3拍子になってるので、やはりエバンスはアレンジしまくりで初心者の参考にはならないし、

多分、セッションでもこういう形ではやらないと思います。
音源を探すとき、一番黒本に書いてあるのに近いのを探しましょう。
ヴォーカルヴァージョンもオススメです。

「チャイルド」ですが、神の子という意味で、キリストのことだそうです。
「a child is born」のフレーズ使われてる曲はヘンデルのオラトリオ「メサイア」の中に見出せます。
第1部第12曲の「一人のみどりごが我らのために生まれた」(For unto us a child is born)
 歌詞は旧約聖書における預言書の1つ「イザヤ書」の第9章第6節、救世主の誕生を預言した箇所から採られています。

「メサイア」曲中においてはキリストの誕生を喜ぶ歌として歌われます。

 

 

 

そしてこの曲はそんな雰囲気たっぷりで、トランペッター、サドジョーンズの作です。

 

(ちなみに、サドさんは、ジョーンズ3兄弟の次男。長男はハンクジョーンズp、三男はエルヴィン・ジョーンズdsでっせ!すごいね〜)